『時により 過ぐれば民の嘆きなり 八大龍王 雨やめ給え』
経営者ではありませんが、鎌倉幕府の三代将軍であった源実朝の歌です。彼の作品を集めた「金槐和歌集」に乗っている歌です。
「この時期に雨は必要だ。しかしこんなに降り過ぎると、あちこちで災害が起こって、皆嘆いている。水の神、八大龍王よ、雨をやめさせてくれ!」と天に向かって大声を上げている若き将軍の姿が目に浮かびます。
福岡県や大分県で、これまでに経験したことのないような大雨が降り、大きな災害が発生しています。被災された方々の状況を思えば、心の中にこの言葉が響き渡ります。